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相模国 高座郡 南部 地蔵尊 二十四札所

相模国高座郡南部地蔵尊二十四札所というのは、江戸時代の中ごろから広く行われるようになった神仏「札所巡り」の一種で、全国各地に設定されています。
二十四という数は、二十四日が地蔵尊の縁日とされていることからきているのではないかといわれています。
高座郡南部地蔵尊二十四札所は、第一番の宝蔵寺(茅ケ崎市行谷)から始まり、
茅ケ崎市の南部を巡って寒川町、藤沢市の北西部へと北上し、海老名の南部へ至るもので、
最終の二十四番は海老名市中河内の地蔵堂(吉祥寺持ち)です。
(茅ケ崎市内九カ所、寒川町内九カ所、海老名市内四カ所、藤沢市内二カ所。)

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注1:江戸末期に作られたと推定される「高座郡内二四番札所地蔵尊御詠歌」という版木を印刷。
注2:昭和11年(1936)入仏式



寒川町内の札所

[第9番] 如是庵(→?)
[ご詠歌] ふたつなく 又三つもなき 一之宮 すぐに仏の 道にこそあれ

[第10番] 車地蔵
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[ご詠歌] 住みはてぬ 浮き世は憂(う)しと お車の 巡りて救う 誓い嬉しき
[縁起] 小田原城主大森実頼の孫菊地泰次が慶長2年(1597)3月建立。安産子育地蔵を祭った。車に乗った地蔵をお祈りする人には自分の子や孫の時代に幸せが車に乗ってやってくる、という、「三界ハ輪廻(りんね)ノ如し」という仏教の教えに従ったもの。毎月24日開帳。
車地蔵は田端、生往寺持。

[第11番] 宝塔院(→安楽寺)
[ご詠歌] やましろや みぶの御影(みかげ)を 移(うつ)しおく 岡田(おかだ)りの 水は絶えせじ

[第12番] 等覚寺(→安楽寺)
[ご詠歌] もろびとの 願う心の 乱れずば ひとしく悟る 寺にいたらん

[第13番] 地蔵院(→井出家)
[ご詠歌] いつとなく 実りの花も 匂いけり 神のとぼそも 開く朝げに

[第14番] 薬王寺(→西善院)
[ご詠歌] ひんよくの 暑さを冷ます 寒河山(かんかさん) 神威(しんい)もぐちも 水に流れて

[第15番] 中之坊(→西善院)
[ご詠歌] やはらける 光もともに 千早ふる 神の宮山 うこきなき世は

[第16番] 福泉寺
[ご詠歌] 法(のり)の花 咲くべき時の 至(いた)りまで 光の谷や 山もかがやく

[第20番] 地蔵院(→地蔵堂)
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←2012.9.15撮影

[ご詠歌] ほんがくの 都はつねに 住みかぞと 教の法(のり)を たのむ朝夕
[縁起] 1560年頃、この地に地蔵院が開創されたと思われる。その地蔵院は今はなく、仮堂に地蔵尊が移されたという。

[参考文献]
○池田銟七(さしち)「相模国高座郡南部地蔵二十四札所巡り」平成3年(1991)11月発行
○寒川町教育委員会「寒川の文化財」平成14年(2002)3月発行


by jyohokiti | 2014-07-23 16:25 | 観光案内

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