町の‘小さな博物館’のあゆみ 寒川町文化財学習センター
2016年 07月 16日
そこで、2016年7月16日から、今までのあゆみの写真やパネル展示を行っています。
[期間]
2016年7月16日(土曜日)~2017年3月31日(金曜日)
(文化財学習センター開館日時)
毎週火、水、金、土曜日(祝日及び年末年始は休館となります)
午前9時~午後4時
[ところ]
寒川町文化財学習センター
(一之宮小学校内)
[展示内容]
町の小さな博物館のあゆみ
館内の様子今昔
勾玉作り
土器作り教室
ごあいさつ
平成8年11月1日に文化財学習センターが会館して、本年11月1日をもちまして20周年を迎えます。一之宮小学校さんの中に併設されていますので、そのころ遊びにいらした生徒さん達も、今や立派な大人になって、もしかしたらこどももいるかもしれないと思うと大変感慨深いものがあります。
これもひとえに、多くの方々が文化財学習センターを支えてくださったおかげです。この20年の間に、文化財学習センターに足をお運びいただいた方々、関係者の皆様、そしてボランティアを始め歴代のスタッフに心より感謝申し上げます。
当館は設立当初から、ほぼ手作りで様々なことを行ってきました。ボランティアの皆さんと管内の壁を塗り替えたり、民具の展示をしたり。教育委員会の職員だけでレプリカ教室の作成をしたこともあります。
そんな『町の小さな博物館』文化財学習センターの20年のあゆみを振り返る展示です。
次の20年も、文化財の保存・保管・展示施設として、郷土寒川の歴史を守っていきたいと思います。
『町のちいさな博物館』文化財学習センターをこれからもよろしくお願いいたします。
寒川町教育委員会教育総務課 社会教育担当
文化財学習センター 入館者数の推移
文化財学習センターが開館した平成8年当時は、現役の学校を他の施設に転用するケースがあまりなく、他の市町村が視察の為、来館するケースが多くありました。このほかにも、学校の授業を終了した生徒さんが放課後そのまま見学に来てくれるなど、大変賑わっていました。
しかし、平成13年に起こった社会的問題から学校の警備や登下校の在り方などが見直され、その後、一度自宅等に帰ってから学習センターに来館することがきまり放課後の利用が制限されたことから、児童の来館が少なくなりました。一番近い北門も日中は基本的には閉門することとなり、開館から数年が経過したことも相まって、一般の方の入館も減少傾向となりました。
文化財学習センターの入館者数に一番多くの割合を占めるのは、学校授業での利用者となります。町内の小学3年生(以前は4年生)の授業では「昔の暮らし」を学ぶために、民具・農具を中心に見学します。町内の小学校のカリキュラムは年度ごとに決まるので、毎年度学校授業での利用者数には増減があります。
これらの要因から、開館から10年を過ぎた平成19年には年間入館者が369人と最も少なくなりました。
この状況を改善するため、平成20年度よりホームページの充実による情報発信、文化財学習センターキャラクターの「つりてくん」の積極的活用、平成21年度からは主に子ども達のリピーターを増やすため「どっきどきスタンプカード」を導入しました。その結果、徐々に入館者数が増加しました。
そして、平成23年度より、それまで月1回であった土曜開館を毎週開館とし、それに伴い、考古学講座や年2回の企画展などを実施しました。その成果から、平成23年度は年間1,250人と平成19年度の3倍の入館者数となりました。
しかしながら、平成23年度をピークにまた入館者数が減少傾向となっています。
今後はボランティアの方や観光協会、また、他市町村や関連団体と協力し、魅力あるコンテンツを提供することにより、寒川の文化財をより多くの方に知ってもらえるよう努力をしていきたいと考えております。
(縄文時代の出土品が沢山保管されています。一般の人の生涯学習にも役立ちます。)
グラフの内、一般と総数を拡大↓
[地図]
[参照]
文化財学習センター開館20周年記念企画展「町の‘小さな博物館’のあゆみ」
http://www.town.samukawa.kanagawa.jp/soshiki/kyoiku/kyoikusomu/shakaikyoiku/event/1380258582308.html